吸入器・ネブライザ用アクセサリ

スプレーテックの吸入器・ネブライザ用アクセサリを使用すると、定量吸入器(MDI)、乾燥粉末吸入器(DPI)、ネブライザで生成された液滴または粒子の粒度分布を再現性の高い方法で測定できます。 成形体をすばやくスクリーニングし、適切な分散特性を評価できるので、新しい吸入剤デリバリーシステムの開発に必要な詳細情報を入手できます。

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概要

吸入器・ネブライザ用アクセサリには次のような機能があります。

  • 幅広い粒子径範囲で測定することで、薬剤の微粒子や大きな凝集または賦形剤の分散特性を適切に評価できます。
  • 多数の測定を1日で実行できるようにすることで、デバイスと成形体のスクリーニング調査を促進します。
  • 1秒間に最高10,000回粒度分布を測定することで、デバイスの作動中に発生する粒子の凝集によるエントレインメントと分散の動力学的過程を監視します。
  • 患者の呼吸プロファイルを使用して粒子分散を追跡できるように、どのような流速でも粒子径測定を実行できます。
  • 他の技術を併用した測定を実行する方法を提供し、従来の吸入器特性評価と結果を比較できます。

動作

吸入器・ネブライザ用アクセサリは、スプレーテックレーザー回折システムを使用し、乾燥粉末吸入器(DPI)、定量吸入器(MDI)、ネブライザなどのデバイスで生成された粒子径を制御流速条件下で測定できる密閉測定ゾーンを提供します。

流速は、セルの出口に取り付けた真空ポンプまたは類似の吸引ユニットによって制御されます。

真空ポンプの働きにより、吸入器または噴霧器デバイスで生成されたエアロゾルがスプレーテック測定ゾーンを通り、粒子径測定を実行できるようにします。 吸入セルデザインにより、DPIおよびMDIの試験中にスプレーテック光学部品の粒子付着を最小限に抑えることができます。 シースエアパージシステムにより、ネブライザを測定する際に付着を最小限に抑えることができます。

吸入器・ネブライザ用アクセサリには複数のアダプタが付属しており、吸入器デバイスを分析するために使用される他の試験装置にアクセサリを接続できます。 USP仕様のポートをセルの吸気口に取り付ける事ができます。 また、USP投与量均一サンプリング装置(DUSA)をセル排気口に接続し、放出量を取得できます。 アンダーセンタイプのカスケードインパクター(ACI)とセルをインターフェースすることもできます。 これにより、スプレーテックレーザー回折システムを使用して取得した結果を、ACIでレポートされた空気力学的な粒度分布と比較できます。

仕様

一般

シース空気供給 許容流量は0~60l/分。 最大圧力は2.5 bar (0.25MPa)。
寸法(W x D x H) 270mm x 210mm x 594mm
重量 5.9kg